ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)

君津市獣害対策視察フィールドワークの報告

 ちば里山・バイオマス協議会は、2月18日(木)、君津市の獣害対策を視察するフィールドワークを開催しました。

君津市獣害対策フィールドワーク

 千葉県の野生動物による農作物被害が深刻化しています(平成20年の総被害金額2億5千万円)。中でも、イノシシによる被害は全体の三分の二を占めるほど急増中です。君津市では、イノシシなどの肉を処理加工する施設を約7300万円の費用をかけて2012年から稼働させ、獣害対策を強化しています。
 今回は、君津市の獣肉処理加工施設と箱罠の視察を行いました。

君津市獣害対策フィールドワーク

君津市獣害対策フィールドワーク

 君津いのか食肉加工組合が運営を受託している獣肉解体場は、君津市宿原のダム湖の畔にあります。担当の方から、「施設の床面積は約140平方メートル、冷凍庫や薫製機が整備され、解体処理から弾丸や放射性物質などの検査、包装までできる、運び込まれたイノシシは解体して枝肉や薫製にして出荷している、組合員32人が交代で施設に入り年約350頭を処理している、課題は持ち込み頭数を増やすことと販路の拡大だ」と説明がありました。
 続いて、近くの里山に仕掛けられた箱罠の見学を行いました。

君津市獣害対策フィールドワーク

君津市獣害対策フィールドワーク

 午後から、君津市八重原公民館のギャラリーで、獣害対策の学習会を行いました。君津市農林振興課主事の長谷川氏ほかのご担当者から、君津市でとられている鳥獣被害への施策について具体的で丁寧な説明があり、活発な意見交換が行われました。今回のフィールドワークを手配していただいたきみつ里山活動ネットワーク様のご尽力に感謝します。

君津市獣害対策フィールドワーク

 フィールドワークの終了後、当協議会の第2回会合(幹事会)を行いました。
 
■問合せ・連絡先
 ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)
  〒290-0056 千葉県市原市五井2437-2 3F
  E-mail:mail@chibakyo.net

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