ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)

9月28日「竹もりの里」視察フィールドワークの報告

 ちば里山・バイオマス協議会は、9月28日(木)午前、長南町本台のNPO法人竹もりの里を視察するフィールドワークを行いました。

竹もりの里にて

 竹もりの里訪問は、平成29年度中央ろうきん助成プログラムによる「ちば里山保全・事業化支援活動のリーダー養成」事業の一部として、研修生2名が参加して実施されました。

 竹もりの里では、鹿嶋理事長から、これまでの取組みとして、千葉大学などとの共同研究の歴史、所有するトラック、チェーンソー、運搬車、竹の破砕機、巻き割り機などの説明がありました。続いて、株式会社三善製作所と共同開発した開放型大型可搬式炭化炉「炭之助」の組立てと使い方の指導があり、その後、、研修生2名を交えて、竹炭の販売状況などについて意見交換を行いました。
 また、同じ敷地内にある一般社団法人もりびとの事務所を訪問し、江澤代表理事と千葉理事から、取組中の「国産めんまプロジェクト」の説明を受けました。
 最後に、竹もりの里が管理する長柄 町鴇谷(とうや)の竹林を見学して、フィールドワークは終了しました。

 研修生の感想を記します。

 私も竹林整備に参加したことある、竹もりの里。事務所に行くのは今回が初めてでした。随分前から活動をしているので実績も設備も申し分ない。まずは、機材だ。大学との連携を図ったり様々な補助金を獲得し機材等を増やしてきた結果、多くの機材が倉庫内にある。羨ましい限りだ。
 活動で出た副産物、竹炭・竹パウダー等は60Lの袋に詰めていつでも販売出来る状態に管理している。60Lの袋を止めることが出来るシーラーや竹炭をふるいわける道具も完備しており収益化のスキームがしっかりと作られている。
 続いては、炭之助の設置作業。無煙炭化器を私は使っているが、長方形で持ち運びに便利な炭化器は非常に都合がいい。しかも大量に炭を作ることが出来る。設置も時間がかからずすぐできるということが、里山でも効果を発揮するのではないだろうか。当の打ち合わせは、里山のプロフェッショナル鹿島さん。火を出すなら消防に届け出をした方がいいとか。里山で起こり得る事故も想定しつつ、ぶっつけ本番にならないように配慮をしていた。最後に、整備と言っても段取りをしっかりし、本番に臨むことが大事。(花見)

参考:
NPO法人竹もりの里ホームページ
炭化炉「炭之助」紹介ページ
 
■問合せ・連絡先
 ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)
  〒290-0056 千葉県市原市五井2437-2 3F
  E-mail:mail@chibakyo.net

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