ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)

6月17日「地域資源活用シンポジウム in 市原」の報告

 ちば里山・バイオマス協議会は、6月17日(日)、千葉県市原市で第4回総会と総会を記念した「地域資源活用シンポジウム in 市原」を開催しました。
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 活動報告(PDF)
 

地域資源活用シンポジウム in 市原

 ちば里山・バイオマス協議会(略称:ちば協)は、千葉の地域資源を活かした里山再生、事業化支援の活動を進める市民・地域協働のネットワークです。
 午前中にちば協第4回通常総会が開かれた市原市五井会館に約110名が集まり、シンポジウムが行われました。
 

地域資源活用シンポジウム in 市原

 開催にあたって、市原市の小出譲治市長などより、来賓のご挨拶をいただきました。
 
 第1部は、糸島コミュニティー事業研究会主宰の日高栄治氏より、「純国産メンマプロジェクト 九州糸島での取り組みと地域資源活用の課題」のテーマで基調講演が行われました。

地域資源活用シンポジウム in 市原

 基調講演で日高氏は、「今後の課題はメンマの用途拡大と収益向上が第一。特産品のメンマ作りで活動資金を得てほしい。若年者への技術移転、環境整備と防災も欠かせない。美竹林化してイベントも行う。メンマ オープン イノベーションを進めていきたい」などとお話しされました。
 

地域資源活用シンポジウム in 市原

 休憩時間に、国産メンマの試食がありました。参加者に、既に販売されている商品や当会スタッフの試作品など四団体の国産メンマを食べ比べてもらいました。
 
 第2部は、「千葉県での純国産メンマプロジェクトと地域資源活用の取り組みについて」のテーマでパネルディスカッションが行われました。

地域資源活用シンポジウム in 市原

 パネリストは、日高栄治氏と、林野庁森林利用課長の今泉裕治氏、(一社)もりびと理事の千葉美賀子氏、(企)市原情熱ワンハート専務理事の大矢仁氏、(株)房の駅農場の岩本真哉氏。当会の高澤代表幹事がモデレーターを務めました。

地域資源活用シンポジウム in 市原

 会場の参加者から熱心な質問があり日高氏や他のパネリストから丁寧な回答がありました。森林環境税を具体的に教えてほしいとの質問に、林野庁の今泉課長は、「これから実施される森林環境譲渡税は人口林が対象だが、地域によってはこうゆうりん、天然林、竹林も対象となり得る。市町村がハッキリ位置付ければ可能。規模は最初は200億円だが、最終的には600億円規模となる」と説明されました。

地域資源活用シンポジウム in 市原

 最後に日高氏が、「これからはメンマで稼げる山にするために、好い竹園、タケノコ畑となるよう山の手入れをしましょう」と話されたのが印象的でした。
 
 日高氏の講演やパネルディスカッションの内容など詳しくは、活動報告(PDF)をご参照ください。
 
■問合せ・連絡先
 ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)
  〒290-0056 千葉県市原市五井2437-2 3F
  E-mail:mail@chibakyo.net

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