ちば里山・バイオマス協議会は、1月20日(土)、「勝浦市竹灯り作りフィールドワーク」を行いました。
勝浦市は近年、日本最大の雛祭「かつうらビッグひな祭り」で賑わっていますが、徳島県勝浦町から「全国勝浦ネットワーク」の縁で約7,000体のひな人形を里子として譲受けて始まったことが由来だそうです。因みに、隣の御宿町はつるし雛で有名です。
それとは別に勝浦市の松野・小松野両地区の青年有志で構成する「ZP倶楽部」は、2月末~3月初に 松野竹灯籠まつり「里あかり」を開催しています。里山の夜を暖かな彩りで満たそうと、作った竹灯籠を松野の寺社を中心とした地域に灯すイベントです。1年目の昨年は8千本、2年目の今年は1万6千本の竹灯りを用意するそうです。
フィールドワークでは、竹灯籠と竹灯りを制作中のZP倶楽部の作業場へお邪魔し、竹灯り作りを行いました。あいにくの雨天で、竹林での竹の切出しなどは中止して屋内作業となりました。
「ZP」は「ぜごっぺ」と読み、勝浦の漁師が在郷の人々を言う方言で、それをあえて会の名前にしたとのことです。10年来、里山・竹林整備など地域活性化の活動を続けて来られました。
今回は、研修生1名と幹事3名だけの参加でしたが、カットした竹筒3本を組合わせて竹灯りに仕上げる作業を手伝わせていただきました。ティータイムでは、ZPクラブ結成の経緯や「里灯り」を始めたきっかけ、勝浦市住民主導型地域づくり支援事業を受入れていることなどをお聞きすることができました。4名での手伝いでしたが、ほんの少しでも地域活性化イベントのお役に立てれば幸いです。
今年の里灯りイベントは、2月24日・25日と3月3日開催の予定です。詳しくは、ZP倶楽部ホームページをご参照ください。
ZP倶楽部は、ちば協が2月3日に勝浦市芸術文化交流センター(キュステ)で開催する「森は海の恋人 地域資源活用シンポジウム」に協力して、第2部ディスカッションの車座トークリレーに参加されるとのことです。
・2月3日「森は海の恋人」地域資源活用シンポジウム in勝浦 案内ページ
本フィールドワークは、平成29年度中央ろうきん助成プログラムによる「ちば里山保全・事業化支援活動のリーダー養成」事業の『リーダー研修』の一部として行いました。
■問合せ・連絡先
ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)
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