ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)

11月25日 外房・御宿の地域資源活用シンポジウムを開催しました

 ちば里山・バイオマス協議会は、11月25日(土)午後、「外房・御宿の地域資源活用シンポジウム ~森・川・海のめぐみを活かして、漁業再生、里山・里海保全、観光振興を!」を開催しました。
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御宿シンポジウム

 シンポジウムは、平成29年度中央ろうきん助成プログラムの「ちば里山保全・事業化支援活動のリーダー養成」事業の「ちば塾 第5回」として実施したものです。
 会場の御宿町公民館には、御宿町と周辺市町村に加えて千葉県外から、110数名の参加者が集まり、講演とパネルディスカッションが行われました。

 ちば里山・バイオマス協議会共同代表の高澤真の開会挨拶と、御宿町の石田義廣町長による来賓挨拶に続いて、第1部は、NPO法人森は海の恋人理事長の畠山重篤氏により、「森は海の恋人」のテーマで基調講演が行われました。

御宿シンポジウム

、畠山氏は、「気仙沼では息子や孫が手伝ってくれている。豊かな海があればこそ、みんなが生活していける。東日本大震災で学者先生は、海は死んでしまったと言った。生き物がいなくなった。しかし、そのあとの京都大学 田中克先生のプランクトン調査で海が生きていることがわかり涙が出た」などとお話しされました。(続きは、シンポジウム活動報告をご覧ください。)

 第2部は、「外房・御宿の地域資源活用の現状と課題」のテーマで、パネルディスカッションが行われました。
 パネリストは、畠山氏のほか、石田 御宿町長、御宿岩和田漁業協同組合の畑中英男組合長、御宿町観光協会の吉清文夫会長、御宿町商工会青年部の貝塚優一氏、御宿町議会産業建設委員会副委員長の石井芳清議員、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク副理事長・NPO法人農都会議理事の竹林征雄氏、一般社団法人国土政策研究会の小浪博英専務理事の8名でした。
 モデレ―ターは、環境エネルギー政策研究所主席研究員・ちば里山・バイオマス協議会共同代表の松原弘直が務めました。

御宿シンポジウム

 パネルディスカッションでは、各パネリストから意見の発表があり、フロアの参加者からの発言もありました。畠山氏は、質問に対して「繁盛している寿司屋の排水は臭くないと言われるが、それは包丁を研ぐ際に鉄分が解けて水が浄化されるから。漁業に効用があるフルボ酸鉄を漁礁に取り入れる動きも始まっている」などと説明されました。(パネルディスカッションの内容は、シンポジウム活動報告をご覧ください。)

 松原共同代表の閉会挨拶に続き、司会のちば里山・バイオマス協議会の鈴木克己幹事から、「今回のシンポジウム開催にあたり、会場をはじめ協力していただいた御宿町長、御宿町職員、御宿町関係者の皆様に御礼申し上げます。来年2月3日には、勝浦市で、森は海の恋人シンポジウムの2回目を行うので、ぜひご参加ください」と締めくくりがあり、シンポジウムは終了しました。
 

御宿シンポジウム

 

御宿海岸 月の沙漠記念像

 
 終了後、リーダー養成事業の研修生から、「現場で実践する畠山さんの話には非常に面白く皆も話に引き込まれているようだった。今後、御宿町でも海と山の関係性を大事にして長い目線で里山再生に力を入れてもらえたらと思う。これを実現するためにも官民が同じベクトルを目指し協議会なる場を作り実現してもらいたいものである」などの提案や、「それぞれの立場の意見を知る機会としてよかったと思う。今回参加した人たちが繋がって御宿が栄える方向に向かっていくといいと思う。地域で海や山、観光のことなど多岐にわたって考える機会はなかなかないと思うのでいい機会になったのではないだろうか」などの感想がありました。研修生にとっても、良い勉強の機会になったと思います。
 
■問合せ・連絡先
 ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)
  〒290-0056 千葉県市原市五井2437-2 3F
  E-mail:mail@chibakyo.net

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