ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)

7月7日ちば里山・バイオマス協議会 総会記念講演会の報告

ちば里山・バイオマス協議会は、7月7日(日)午後、千葉県市原市で総会記念講演会を開催しました。
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ちば協第5回総会

ちば里山・バイオマス協議会(略称:ちば協)は、千葉の地域資源を活かした里山再生、事業化支援の活動を進める市民・地域協働のネットワークです。総会と同じサンプラザ市原の会場に、約40名が集まり講演会が行われました。
講演会は初めに、Bioフォレステーション株式会社代表取締役の近藤亮介氏により、「千葉の林業の見通しとバイオマス発電の状況について」のテーマで講演が行われ、千葉の林業の現状と課題、方向性のお話がありました。

ちば協第5回総会

近藤氏の講演の概要です。
・森林経営管理法、環境税など、林業の法律がここでガラッと変わる。森林・林業再生プラン以降、林業は政府の政策のとおりに動いている。森林・林業基本計画(閣議決定)、全国森林計画等々。
・千葉の地域森林計画は北と南の二つあり、千葉の皆さんは計画を読んでほしい。千葉の林業の中心は南部である。
・課題は南部・北部それぞれだが、南部の人工林はほとんど伐採期を迎えているが再造林はされていない。なぜかと言うと、間伐以外は利益が出ないので、山主は再造林したくない。
・全国の製材所の機械は径14~16cmに対応している。径30cmを超えると売れない。国は大口径を薦めるが、17齢を超えるとゴミ扱い。
・いま皆伐しないと間に合わないが、再造林の予算が無い。搬出する人や機械もない。
・千葉のアクションプランの長伐期施業は先送りされ、複層林施業も失敗と言えるかもしれない。
・神奈川では補助金によってガイドラインの目標の複層林型へ誘導している。
・高知では森林環境譲与税を基金として民有林を町有化し、林業を公共事業としてやっていくと方針だ。
・千葉南部に2MWのバイオマス発電所が欲しいが、系統が空いてない。

 

ちば協第5回総会

休憩時間中に国産メンマの試食が行われました。後半は、高澤代表と篠田絵美幹事から、「純国産メンマプロジェクトの状況について」の説明がありました。
続いて、佐々木前市原市長から来賓挨拶をいただき、その後、県内外各地の活動状況報告、情報交換等が行われました。

 

■問合せ・連絡先
ちば里山・バイオマス協議会(ちば協)
〒290-0056 千葉県市原市五井2437-2 3F
E-mail:mail@chibakyo.net

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